2011年9月26日月曜日

日本の運転免許証からWA運転免許証への切り替え

日本からパースへ来てからはや3週間が経過しました。度々、IDの提示を求められる場面がありますが、そのためにパスポートを携帯するのは面倒なので、現地のIDカードが早く欲しいと思い、WAの自動車免許証を申請してきました。有効な日本の運転免許証を持っていれば、必要な書類を添えてWAの運転免許センターへ提出すると、筆記試験や実技試験なしで(免除されて)現地の運転免許証が発行されます。

詳しくは、以下のサイトを参考にされてください。

申請に必要な書類は、
  • 日本の運転免許証
  • 日本の運転免許の英訳証明(日本領事館で作成してもらえます)
に加えて、いくつか身分証明用の書類が必要になります。

これらの書類を添えて、運転免許センターの窓口で申請用紙を記入し、視力検査を行い、申請料金を払って写真撮影をすると、約1週間で届出住所へWAの免許証が郵送されてくるという具合です。

さて、今回問題になったのが運転免許証以外に提示しなければいけない各種証明書類が2011年9月5日より、必要書類の種類が増え、厳格化されたことです。詳しくはパース日本領事館のページを参照されてください。
証明書類がカテゴリAからDの4パターンに分けられ、さらに提示パターンが
  • 選択肢1 カテゴリA(1種類)+カテゴリB(1種類)+カテゴリC(2種類)+カテゴリD(1種類)
  • 選択肢2 カテゴリA(1種類)+カテゴリC(2種類)+カテゴリD(2種類)
のいずれかの提示パターンで書類を提示する必要があります。

まず、カテゴリAの「身分を確認するための書類」ですが、オーストラリアに国籍を持たない一時滞在の日本人では

  • 滞在資格が確認できる書類(移民局発行の書類)
  • 移民局発行のオーストラリアの査証等(電子査証は認められない)
のいずれかが必要になるようです。私はSubclass 419の学術滞在ビザを持っていたのですが、パスポート番号とリンクされたビザ番号のみを通知されて書類として査証を証明するものが何もなかったため、事前にオーストラリアの移民局に行ってビザシールを即日発行してもらうことで「移民局発行のオーストラリアの査証等(電子査証は認められない)」をクリアしました(移民局は日本領事館の近くにあるので運転免許証の翻訳を申請あるいは受け取りに行く際に一緒に寄ると効率的です)。

また、カテゴリBの「身分証明書とその日と関連付ける書類」については、日本のパスポートで対応しました。

カテゴリCの「社会一般で使用されている身分を証明する書類」でてこずりました。「現在使用されているオーストラリアのEFTPOS(エフトポス)カードあるいはクレジットカード」と、「現在有効な写真付き学生証明書」の代わりに「大学が発行してくれた写真付きの職員証」の組み合わせで大丈夫だろうと思ったのですが、窓口の係官はそれでは駄目(NG)とのこと。


一時滞在なのでオーストラリアが発行する公的書類が他にないため困ったなと思ったら係官が「西オーストラリア州年齢証明書(Proof of Age)」を申請しなさいとアドバイスを頂きました。こちらも運転免許センターで申請用紙に必要事項を記入して、申請代金を支払って写真撮影すると約1週間で郵送されてきます。今回の免許の申請では、クレジットカードと年齢証明書の2種類でカテゴリCをなんとか満たすことができました。(もしかするとクレジットカードを複数枚持っていれば、それでも大丈夫なのかもしれません)


最後のカテゴリDの「現住所を確認できる書類」では、オーストラリアの銀行の残高証明や、公共料金の請求書などで大丈夫なのですが、まだ滞在が2,3週間でそれらの書類が用意できなかったため、「現住所の賃貸契約書」のコピーを持参して対応しました。


以上、提示パターンの選択肢1の必要書類をすべて揃えることができ、窓口で無事申請できました。なお、免許証は1年間有効なものと5年間有効なもののどちらかが選べました(5年だと申請料金が高くなります)。

移民局でのビザシールの発行(即日)、年齢証明書の発行(申請後7日から10日)など、必要書類が揃えば運転免許センターの窓口での申請はスムーズに終わりました。即日発行で本人に手渡し配布ではなく、郵送でというところが日本と違うところでしょうか。