2011年7月21日木曜日

はこだて未来大学

LOIS研究会に参加するために初めて函館に来ました。福岡に比べると気温が低く、寒がりの私には少し肌寒い思いをしています。さて、今回の研究会の会場である「公立はこだて未来大学-Future University Hakodate」の紹介です。既に名前からもヤル気十分な感じがしますが、キャンパスに来て名前の通りであること実感しました。総ガラス張りのキャンパスビルディングの中も、外観と同様に開放感溢れる造りとなってます。

基本コンセプトとして隠さない、全て見えるということを目指した造りのようです。教室もPC演習室も研究室も基本ガラス張り、吹き抜けや空中回廊を用いているため、互いに人の動き、ゼミの様子や個人ブースの様子などが自然と見渡せる造りです。開放感の演出と同時にセキュリティーの確保を実現している訳です。

やっぱりキャンパスの建物の造りは、学生の研究や学習のヤル気につながる重要な要素の一つだと言えます。

by okkun

























2011年7月15日金曜日

JANOG28

木曜日から東京は日本橋の三井ホールで開催されたJapan Network Operators Group Meeting 28に参加してきた。日本のインターネットを支えるキャリアやISP、ASP、ネットワーク機器ベンダー、ユーザーなど業種の垣根を超えて技術や運用の向上に務める現場のオペレーターの会合である。

前回のJANOG27は1月に金沢で開催されたが、その後東日本大震災により状況は大きく変わってしまい、今回は震災発生時のネットワーク状態やその後の復旧の状況や取り組み、多くの生々しい報告が紹介された。また今回の震災対応から今後の課題も多く見つかった。これらの課題を震災から遠く離れた九州でどうやって説得しながら解決するかこれが問題だ。

その他にも、中国におけるアタックの拡大の現状や暗号鍵の管理、総務省からのネット上のデマ等の削除要請の発令経緯、各種データセンターの節電対策など、興味深い話題が多く、何時もながらためになったのである。












2011年7月6日水曜日

九州放送機器展2011



国際センターで開催中の九州放送機器展に雨の中出かけた。名前の通り映像及び音響関係の業務用機器の展示会である。普段目にする家庭や個人向けとは、性能もお値段も桁違いな製品が多数見れる貴重な機会である。映像関連だけでみると、もはやHDやフルデジタル化は当たり前、3D対応へと広がりつつあった。

会場を一巡して、しまった来るんだったらあの人もお誘いすれば良かったと後悔していたら、ばったりご本人に出会いました。流石です、抜かりありませんでしたOさん。

講義支援ツールとしての iPad + GoodReader for iPad + DropBox 

前期の大学院の講義でグループ作業をする際の補助ツールとしてiPadを利用してみた。受講生が14名でiPadが5台しかないので、3人に1台の割合での利用である。

基本的な使い方は、PDF化した講義資料を講義用アカウントで作成したDropBox上にアップロードし、GoodReader for iPadからDropBox上のPDFファイルを同期して取り込み、iPad上で閲覧したり、注釈を付けてもらった。

また、受講生各自もノートPCを持っているのでDropBoxのアカウントを取得し、ノートPCにソフトをインストールしてもらい、講義用DropBoxにある講義資料を共有ファイルとしてアクセスする仕組みとした。

これにより講義資料をiPad上あるいは各自のノートPC上で閲覧できるとともに、発表用の資料作成などのグループ作業時のファイルもDropBoxを介してメンバー間で共有しながら作業が行える仕組みである。

「(各自がノートPC あるいは iPadを持っている) + 常時ネットにつなげる環境」

があれば、高額なシステムを構築しなくても、それなりに使えるということが10回程度講義利用を通じて得られた。欲を言えば初代iPadではなく、より高速なiPad2を一人1台貸し出しができればよいのだが。

これらの試みをする上での最大の障壁はツールの能力の善し悪しではなく、全員に例外なく同じ環境が提供できるか否かである。9人持ってて、1人持っていなかったとしても、全体としてはルールや方式を一本化できなくなり、大きな足かせとなる。

また、iPadは研究費で機器扱いで購入できるのだが、iPadで使う有償アプリをネットから購入するためのiTuneカードなどが大学の研究費で購入できない点が、環境整備上の課題である。世の中、ネット購入、電子決済化が進む状況で、「モノ」しか購入することができない現行の研究費による購入制度では、何も新しいことができない。是非、大学には改善をお願いしたい。